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臨床研究へのご理解とご協力へのお願い

 

 当院は開設以来、当科は近隣地域の皆様の循環器疾患診療に従事してまいりました。現在、毎年約300件の心臓血管手術を施行しております。より安全で、かつ治療効果の高い手術を今後も実施していくためには、早期・遠隔期の治療成績を解析する臨床研究は欠かせません。

 このたび、以下のような研究を目的として通常の診療を行った患者様の診療記録(外来・入院カルテ)を確認しますので、予め同意書を頂いていない患者様も含めて診療情報を研究に使用させていただきたいと考えています。ご自身の診療記録をこの研究目的に使用することに同意いただけない場合にも患者様には一切不利益はありませんので、遠慮なく申し付けてください。

 

【研究課題名】

-重症虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する乳頭筋吊り上げ術を追加した僧帽弁形成術の有用性に関する多施設共同研究     

-大動脈疾患におけるFrozen elephant trunkの治療成績に関する多施設共同研究

-急性A型大動脈解離に対する開窓型frozen elephant trunkの有効性に関する研究

-待機的心臓・胸部大血管患者における術前心臓リハビリテーションが術後経過に及ぼす影響に関する研究

-サルコペニアが心臓・大血管手術の予後に及ぼす影響に関する研究

​-急性A型大動脈解離に対する上行大動脈置換術における上行大動脈送血と腋窩・大腿動脈送血の比較検討に関する研究

 

【研究機関】

練馬光が丘病院 心臓血管外科

 

【研究代表者】

心臓血管外科 岡村 誉

 

【研究の目的】

 当科で治療対象となる循環器疾患は、心臓(虚血性心疾患・弁膜疾患・先天性心疾患など)、大血管(胸部大動脈・腹部大動脈)、末梢血管(動脈疾患・静脈疾患)と多岐に及びます。治療に関しては、それぞれの疾患と患者様の状態に応じて、多くの手術術式から、最適と思われる術式を選択しています。しかしながら、標準的な術式であっても、患者様の年齢、併存疾患、術後の合併症などにより、遠隔期治療成績(退院後の疾患再発・追加治療の有無など)は大きく影響を受けます。そこで、当科では、診療情報を後方視的に観察することで、各治療術式の遠隔期治療成績を明らかにするとともに、術後の予後に影響を及ぼす因子を同定することを目的にしています。また、比較対象として、手術治療を受けられなかった患者様の診療情報を調査する場合もあります。

 

【研究方法】

 対象となる方:2012年4月1日~2022年3月31日までに練馬光が丘病院 心臓血管外科で心臓・血管手術治療を受けられた患者様。

使用する情報:カルテに記載されている年齢・性別・既往歴・喫煙の有無・家族歴・手術前後の血液データ・生理学検査データ・手術術式と内容・麻酔内容・手術後の治療経過・合併症発生の有無・手術前後の画像データ(CT・MRI・エコーなど)・退院後の追加治療・活動レベルなど

 

【個人情報の取り扱い】

 データを解析する際には患者さんの氏名や住所などと全く関わりのない番号を付す「匿名化」を行いますので、本研究成果を学会、論文等で公表する際に個々の患者さんが特定されることはありません。

 

【研究対象者に研究への参加を拒否する権利を与える方法】

 ご自身のデータを研究に使ってほしくないとお考えの場合には、下記相談窓口までご連絡ください。

 

【研究に関するお問い合わせ先・相談窓口・苦情の窓口】

練馬光が丘病院 心臓血管外科

担当者:岡村 誉

〒179-0072 東京都練馬区光が丘2-11-1

℡:03-3979-3611

心臓血管外科  ​

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